眠っている最中に耳元で「プーン」という蚊の音が聞こえることがあります。
慌てて起き上がり、部屋の灯りをつけるものの、蚊の姿は見えません……。探し回っても見つからず、結局は寝不足で朝を迎えてしまうことも……。
夏に何度かこのような夜を経験しましたが、特別な蚊の発見法を見つけましたというものです。この方法なら、約90％の確率で蚊を発見できるため、それ以来快適に眠れています。
この記事では、以下の内容をお届けします：
- 特別な「夜間の蚊の探し方」
- 蚊を見つけ出し、誘引するテクニック
- 見つけた蚊を効果的に退治する方法
これらの情報を活用すれば、もう蚊のせいで眠れない夜は過ごさずに済むでしょう。
夜間、部屋にいる蚊を見つける方法
特別な夜間に部屋に現れる蚊を見つけるステップは以下の通りです。
- 部屋の照明を明るくして全体を照らす
- 部屋のドアを閉めて密閉する
- カーテンを軽く振る
- 雑誌やうちわを使って空気を撹拌する
- 部屋の中央に寝転び、仰向けになる
- 動かずに目だけで蚊を追いかける
- 蚊が壁に止まるか、自分に近づくまで静かに待つ
これら全7ステップを詳しく解説していきます。
（1）部屋全体を照らす
まずは部屋の照明を点けて、周囲を十分に明るくしましょう。寝起きで目が少し痛く感じるかもしれませんが、これは蚊を見つけるために必要な手順です。
暗闇では蚊を見つけるのが難しいので、明るい環境を作ることが重要です。
（2）ドアを確実に閉める
蚊が他の部屋へ逃げてしまわないように、全てのドアをしっかりと閉めます。寝室とリビング、洗面所への通路も忘れずに閉じてください。
ただし、換気のために開けていた窓に網戸が設置されていれば、そのままでも問題ありません。
（3）カーテンを軽く揺する
蚊はしばしばカーテンにとまって休んでいることがあります。そっとカーテンを揺すって、蚊を飛ばすようにしましょう。軽く揺するだけで、蚊が驚いて飛び立つのを確認できるはずです。
（4）空気をかき回す
カーテン以外の場所に隠れている蚊を探るには、部屋の空気を活発に動かすことが効果的です。雑誌やうちわを使って風を起こし、蚊が一時的に飛び立つよう促します。
もしサーキュレーターが手元にあるなら、それを使用して部屋全体に均等に風を送ることが最も効率的です。
（5）部屋の中心で仰向けに横になる
私たちは自分の背後を見ることができないため、効果的な視界を確保するには、「大の字」で床に仰向けになるのが最適です。
部屋のど真ん中で寝転がれば、部屋の各角をしっかりと見渡すことができます。蚊に刺されやすい足先やその他見えにくい部分を守るために、タオルケットで首から足までを覆うと安心です。
（6）体を動かさずに蚊を目で追う
寝転がった状態で、身体を動かさずに目だけを使って蚊の動きを追います。この方法なら蚊に警戒されることなく、その位置を正確に把握することができます。
部屋の四隅をじっくりと観察し、飛び回る蚊を見つけ出しましょう。
（7）蚊が止まるのを待つ
空中を舞う蚊を発見したら、じっとその蚊の動きを見つめます。蚊が最終的に壁に止まるか、あなたの体に近づいてくるまで静かに待ちます。
蚊が止まったところを確認できたら、その後は素早く手を出して蚊を叩き潰します。
昼間、部屋に潜む蚊の発見方法
昼間でもたまに蚊が飛んでいるのを見かけることがありますが、これらの蚊は通常血を吸わず、しばらくすると姿を消します。
しかし、夜になると蚊の活動は活発化し、攻撃的になるため、昼間に見つけて対処できれば理想的です。
特に、黒く線が入ったヤブ蚊（ヒトスジシマカ）は昼から夕方にかけて活動し血を吸う一方で、よく見かける茶色のアカイエカは主に夕方から夜にかけて血を吸います。
昼間に蚊が隠れる場所
昼間に蚊を探す場合、次のような場所が隠れ場所として考えられます：
- テレビや冷蔵庫などの発熱する電化製品の裏側
- 配線が集まる暗い影
- タンスや食器棚の裏
- 照明器具のカバーの裏
- カーテンの折り目
- クローゼットや押し入れの中
これらの場所は暖かく、暗いことが多いため、蚊が好む環境となっています。これらの特徴に合致する場所を重点的に調べれば、蚊を見つけやすくなります。
蚊が家具の裏や電化製品の後ろに隠れている場合、直接手が届かないので、うちわで風を送って飛ばし、その後退治すると効果的です。
※昼間は蚊があまり血を吸わないため、夜に比べて見つけるのが難しいですが、前もって対策を講じることが重要です。
蚊を効果的におびき寄せるテクニック
蚊がどこに隠れているかがわからない場合、特定の誘引技術を用いることで、蚊を効果的におびき寄せることができます。
蚊は以下のものに特に反応します：
- 人が呼吸する際に排出される二酸化炭素
- 体温
- 体臭
- 濃い色の物体
これらの性質を理解しておくと、蚊を誘引する際に役立ちます。
蚊を誘引する実践的な方法
蚊をおびき寄せるには、次の方法が効果的です：
- 深呼吸をして、大量の息を何度も吐き出す
- 濃い色の衣類やタオルを目立つ場所に掛ける
- 洗濯していない服を部屋に吊るす
深呼吸をして息を吐き出す
蚊は人の呼吸から発生する二酸化炭素に非常に敏感です。その感度は最大で5メートルの範囲まで及びます。
そのため、通常の部屋の大きさであれば、深呼吸を繰り返すことで、蚊が自然と近づいてくるでしょう。
濃い色の衣類やタオルを使う
蚊は特に「黒」と「白」の色に敏感に反応します。特に黒やその他の濃い色を好む傾向があり、黒や紺色の服を着た人が蚊に刺されやすいという現象が確認されています。
この性質を利用して、黒や紺色などの濃い色の衣類やタオルを部屋に掛けることで、蚊を効果的に誘引することができます。これにより、蚊が集まるエリアを作り出すことができます。
使用済みの衣類を利用する
蚊は人の体から発せられる匂い、特に汗の匂いを強く感じ取る能力を持っています。体が大きく、汗をかきやすい人は、その匂いが強いため蚊に刺されやすい傾向にあります。
そのため、運動後や暑い日の汗をかいた後の洗濯前の衣類を部屋に掛けておくと、蚊がその匂いに惹かれて集まってくる可能性が高まります。衣類が濃い色であれば、さらに誘引効果が増します。
部屋で蚊を退治する技術
部屋で蚊を発見したら、退治の時が来ました。ただ、手で叩こうとしても、蚊は巧みに避けて逃げることが多いです。
蚊を効果的に退治するためのコツを身につけることで、蚊との戦いで有利になります。この方法をマスターすることで、蚊の退治がぐっと楽になります。
壁に止まる蚊の退治法
壁に止まっている蚊を効率的に退治する方法は主に以下の二つです。
- 手を使ってゆっくり覆い被さり、潰す方法
- コロコロを利用する方法
普段は私は素手で退治しますが、手が汚れるのが嫌な方にはコロコロを使う方法をおすすめします。
手でゆっくり覆い被さる方法
蚊は大体、壁に頭を上にして止まっています。そのため、上から速く手を動かすと蚊に気付かれやすくなります。
この動作を避けるために、静かに下から手を伸ばし、壁と手の間で蚊をゆっくり押し潰します。蚊を速く叩こうとすると、蚊が危険を感じ逃げる可能性が高まります。
接近する際も、手をかぶせる際も、できるだけゆっくりと行うことが重要です。
コロコロを使用する方法
壁に止まった蚊をコロコロで退治する方法は数年前から知られています。この方法を使用すれば、蚊を潰した際に出る血が手に付く心配がなく、清潔に退治することができます。
飛んでいる蚊の退治法
飛んでいる蚊を効率的に退治するための方法は主に以下の二つです。
- 上下から挟んで潰す
- ラケット型の電動撃退器を使用する
通常、蚊を叩こうとすると蚊が逃げてしまうのは、叩き方に問題があるからです。
上下から挟んで潰す方法
多くの人が蚊を叩く際には、両手を左右から合わせる拍手のように挟み込みますが、この方法では蚊が上や下に逃げることがあります。
蚊は上下の動きに対して敏感であり、左右の動きにはそれほど対応していません。
そこで効果的なのが、両手を上下に配置して、蚊を縦方向から挟み込むことです。この方法なら、蚊の逃げ道を塞ぐことができ、退治する確率が大きく向上します。
蚊がどこにも見つからないときの究極の対策
部屋の中に蚊がいることは確かなのに、どこにも見つけられないという場合があります。
そんなときは、蚊を探すのを一旦休止して、「蚊退治スプレー」の使用を推奨します。このスプレーは一度押すだけで12〜24時間効果が持続し、飛んでいる蚊を効率的に退治することができます。
※ただし、鳥や魚、その他の小動物を飼っている部屋では使用を控えてください。
まとめ
- 部屋の電気を全てつけ、扉をしっかりと閉めます。
- カーテンを振る、またはうちわで空気をかき混ぜる。
- 床に仰向けになり、体を動かさずに目で蚊を探します。
- 蚊が壁に止まるか、自分に近づくまでじっと待ちます。
これらの方法は、部屋の蚊を見つけ出すために有効です。蚊は血を求めて近づいてくるため、積極的に追いかける必要はありません。重要なのは静かに「待つ」ことです。
