新幹線のトイレの位置：通常は奇数号車、多機能トイレは車椅子対応席がある車両に

日本の新幹線は長距離移動に適した、快適な移動手段として広く利用されています。長時間の乗車が多いため、トイレの位置を事前に知ることは旅の安心感につながります。

本記事では、新幹線の各車両におけるトイレの配置と、多目的トイレの位置について詳しく説明します。

新幹線のトイレは具体的にどの号車に設置されているのか？

新幹線のトイレは一般的に奇数号車に配置されています。具体的には、1、3、5、7、9、11、13、15号車にトイレが設置されています。

これらのトイレは車両の端部に位置し、例えば1号車のトイレは2号車に近い端にあります。この情報は、座席を予約する際に役立ちます。

「のぞみ」タイプの新幹線では、2号車が主に自由席とされていますが、トイレへの近さを考慮する場合は1号車の座席が好まれます。

また、グリーン車では、奇数号車にのみトイレが設置されており、高級席であるグランクラス（東北・北海道新幹線の10号車、北陸・上越新幹線の12号車）にも完備されています。

「のぞみ」、「ひかり」（東海道・山陽新幹線を走る）、及び「こだま」（東海道線を走る）は、すべて16両編成で運行されており、トイレの配置はどの列車も同様です。

具体的には、これらの新幹線の1、3、5、7、9、11、13、15号車といった奇数号車に男女兼用トイレが2箇所と男性専用の小便器が1箇所配置されています。

また、山陽新幹線で運行される一部の「ひかり」と「こだま」は8両編成となっており、こちらも同様に奇数号車（1、3、5、7号車）にトイレが設置されています。

新幹線に設置されている多目的トイレは、車椅子対応座席がある車両に配置されており、列車によって位置が異なります。

東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の16両編成では、多目的トイレは11号車に設置されています。

山陽新幹線では、16両編成の「のぞみ」と「ひかり」では11号車、8両編成の「ひかり」（レールスターを含む）、「こだま」、「みずほ」、「さくら」では7号車に設置されています。

北陸新幹線の「かがやき」、「はくたか」、「つるぎ」では、多目的トイレが7号車または11号車に配置されています。

新幹線の多目的トイレは主に身体障害者や車椅子ユーザーに優先される設備ですが、その他の乗客も利用できます。

授乳やオムツ交換台が完備されており、これらのニーズに対応するための便利な設備が整っています。

新幹線の大部分の車両には、最新モデルでは標準で西洋式トイレが装備されています。

これに男性専用の立ち小便器も含まれており、列車ごとに少なくとも一つの多機能トイレが設置されています。

これにより、乗客のさまざまなニーズに応えることが可能です。

新幹線では一般的に、2両ごとにトイレが設置されています。

各設置場所には二つのトイレ個室があり、これには暖房機能付きの自動開閉式便座やビデ機能が備わっています。

また、各トイレには小規模ながらも洗面所が完備されています。

多くの新幹線では男女共用トイレと女性専用トイレが設けられていますが、東海道新幹線のような一部の路線では女性専用トイレがなく、全てが男女共用です。

およそ2両ごとに男性専用の立ち小便器が設置されており、それぞれの設備には手洗い場も完備されています。

新幹線には、車椅子ユーザー、オストメイト使用者、障害を持つ方々向けに設計された広々とした多機能トイレがあります。

これらのトイレには自動ドアが設置されており、おむつ交換台も備えています。このような設備は列車内に少なくとも一箇所存在し、多くの乗客に利用されています。

新幹線の車両では、トイレの使用状況を示すために入口にランプが設置されています。

このランプにはピクトグラムが表示され、ランプが点灯している時はトイレが使用中であることを、消灯している時は空きであることを示します。

利用者は、このランプの状態を見てトイレの使用が可能かどうかを判断することができます。

トイレの個室の鍵はランプと直接連動しており、鍵が掛かるとランプが点灯する仕組みになっています。

ただし、男性用小便器は鍵がないため、使用中であってもランプは点灯しません。男性用小便器を使用する際は、これを留意する必要があります。

新幹線でのトイレの配置に関する情報をここにまとめます。一般的に新幹線では、1号車、3号車、5号車などの奇数号車にトイレが設置されています。

特に「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」などの東海道新幹線を運行する列車では、これらの奇数号車にトイレが配置されています。

さらに、多目的トイレは車椅子対応の座席がある車両に設置されており、新幹線の座席を予約する際にこの情報が役立つでしょう。